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遊びをせんとや生まれけむ 乱星舎HPhttp://www.ransei.net/

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遺伝子より

 えとう乱星ならば、こう書いたかもしれない。


死んだと思ったでしょ。びっくりした?

 今も口述筆記を続ける声が、息子である僕の耳に
残っている。立派な父だったかと問われると、
実に立派だったような、そうでもないような後味を
残して別れの言葉も告げずに旅立った。
 自らをエトランゼ(異邦人)と号していた小説家で
ある。
 ウィキペディアには『筆名は「ときめきトゥナイト」
の主人公から」と書かれているが、本人は「伝奇作家
として生きるにあたって、江戸川乱歩の奇想と
室生犀星の精神にあやかりたい」気持ちがあったと
話していた。
 ただ、人が喜ぶならば何とでも言う男である。
何かの拍子にときめきトゥナイトからと調子よく言った
可能性は大いにある。この調子のよさに家族は
振り回された。新しいiPhoneが発売されれば
欲しがり、TVで食リポを見ればそれを食べたがり、
乃木坂46にうつつをぬかしては僕に写真集をねだった。
 四肢が不自由でなければ二十歳を前に命を燃やし
尽くしていたと本人も生前に言っていたが、その通り
だろう。

 呆れるほど奔放に生きた父であったが、多くの人が
えとう乱星の死を話題にし偲んでくださる様子を知ると
にかっと笑いながら「どうだ、うらやましいか」と言う
父の姿が浮かぶ。
「ええ、うらやましいですとも」
「じゃあさ、ブログ書いておいて。みんなに挨拶するの
忘れてたから」
 いたらぬ無料ソフトをインストールしてはパソコンが
使いにくくなったので直せと僕を呼びつけていた父。
俺は専属の修理業者ではないと怒る息子に対して
「えへへ」と舌を出しておどけていた父。
 本当に、これが最後ですよ。
 もう面倒はみませんからね。


 さて皆様。憂き世を浮かれて生きてまいりましたが、
あえなく沈むこととなりました。
 お先に失礼。                …了

えとう乱星


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コメント

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合掌
え……
ずっと仕事尽くめで、ようやく「3月いっぱいで仕事を一区切りにさせて頂きます」と方々に伝え、新たな門出と共に来月は東京に向かう予定だったので、そろそろご挨拶のご連絡を入れようと思っていた矢先だったのに。。。

伝えるべき事が多過ぎて、今は上手く言葉が紡げません。
ただ、先生はいつも僕にとって、人生に迷った時に背中を押してくれる、実に力強く心地好い風でした。
そう遠くない内にまた逢える気もしますが、きっとそういうとまた優しく怒られてしまうので、今はもう少し哉ヰは頑張ってみます、と伝えておきます(笑)

ごめんなさい。でも凄く寂しいです。。。
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そうそう、乱歩の乱に犀星の星なんだよーと聞いたとき嬉しくなって犀星って金沢の人なんですよーって言ったら「そうなの?」と・・・
思わずおいーーーーっってツッコミいれちゃいました。これからは乱星先生との楽しい思い出にツッコミいれていきますね。

今頃、自由奔放パワーUPしてるでしょうね。
あの世で逢えるかもしれないので、楽しみがひとつ増えたと思うことにします。
ね、乱星さま☆
先ほどは、お電話どうもありがとうございました! お父上のご冥福をお祈りいたします。
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